ロックアウト(2012)|動画配信情報・感想・評価・解説

ロックアウト(2012)
2012年製作/94分/フランス 予告動画を検索

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キャスト・スタッフ

監督
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原作
-
出演
音楽
製作

「ロックアウト(2012)」をサクっと解説

ライター/ジョセフ

見たい映画はDVDや動画配信サービスではなく、なるべく映画館に足を運んで見るようにしています。これからも素晴らしい映画との出会いを大切にしていきたいと思います。

作品概要

「ロックアウト(2012)」はスティーブン・セイント・レジャーとジェームズ・マザーのふたりの共同監督によって製作されました。

本国フランスで先行上映された後に、日本でも松竹の配給によって2012年の11月23日に全国ロードショーされています。

製作プロデューサーとしてスタッフ陣営に加わりVFXを手掛けているのは、ヒットメーカーのリュック・ベッソンです。

臨死体験をしたアスリートに恐るべき狂気が襲いかかる「ネイルズー悪霊病棟ー」や、ミュージシャンを夢見る青年と覆面アーティストが心通わせていく「FRANK-フランク-」など。

「セイント&マザー」の名義で幅広いジャンルの創作活動を続けている、ふたり組の映画作家がメガホンを取りました。

ジョン・カーペンター監督が1981年に発表した「ニューヨーク1997」に酷似しているとして、裁判沙汰にまで発展した曰く付きの作品になっています。

宇宙ステーション型の刑務所に取り残された要人を救出するために、数々の困難に立ち向かっていくSFアドベンチャーです。

あらすじ

MS1は地球上の凶悪な犯罪者たちを隔離収用するために、宇宙空間に打ち上げられた厳重警備システムの刑務所です。

前々から待遇に不満を抱いていた囚人たちによって、ある日突然に大規模な暴動が発生して占拠されてしまいました。

タイミングが悪くたまたま視察にきていたのは、第56代米国大統領であるジェフ・ワーノックの娘に当たるエミリーです。

囚人たちの要求が通らなかった場合には、1時間ごとに人質をひとりずつ船外に放り出すという脅迫が地上管制官に突き付けられます。

エミリーを奪還するための極秘任務を仰せつかったのは、並み居るCIA工作員の中でも打たれ強く沈着冷静なスノーです。

地上からエミリーの無事を願う多くの人たちの期待を一身に背負って、スノーは宇宙へと旅立っていくのでした。

ルーム無用のバトルに参戦

危険極まりないミッションにも恐れを知らずに挑んでいく、主人公のスノーをガイ・ピアーズが力演しています。

所属する巨大な組織のしがらみに捉われることなく、自分自身が信じた正義を貫き通す生きざまが格好良かったです。

細身のスタイルと美しいルックスに似合わない、強靭な強さを秘めたヒロイン・エミリー役のマギー・グレイスも魅力的でした。

大統領の娘でありながら人質の無事解放を見届けるために残ることを選ぶなど、頑固なところはスノーにも負けてはいません。

憎まれ口を叩き合いながらも力を合わせて幾多の危機を乗り越えていくふたりの、徐々に縮まっていく距離感も気になりますね。

お堅い上司としてことあるごとに部下のスノーと衝突を繰り返す、スコット・ラングラルにはピーター・ストーメアが扮しています。

同僚としてスノーをサポートしながらも、終盤ではどんでん返しを披露するハリー・ショー役はレニー・ジェームズです。

巧妙な仕掛けに隠された真実

腕利きのCIAエージェントであるスノーを撹乱していく、巧妙に張り巡らされた数多くのトラップが見応えありました。

両端を結合させた途端に大爆発を巻き起こすワイヤー型の爆弾や、リストバンドタイプの地図など武器やアイテムにも注目して下さい。

一見すると何の変哲もないジッポのライターに、思わぬからくりが仕掛けられているのには驚かされるはずです。

CIA捜査官として順風満帆だったスノーに突如として浮上した、同僚殺人事件の容疑も少しずつ今回の人質事件と絡んできます。

いかにも凶悪な面構えの囚人が思いの外義理人情に熱い好人物であるのに対して、エリート意識丸出しのお偉いさんの化けの皮が剥がれていくのも面白いです。

目の前にある分かりやすい答えに騙されることなく、スノーやエミリーたちの純粋な瞳を通して全容を見詰めて下さい。

重力と常識に縛られない監獄

本作品の舞台となる無重力の刑務所・MS1の、広大な内部に張り巡らされた厳重な監視システムがスリリングです。

コールドスリープの装置まで用意されていて、さながら宇宙船のようでもあり機動要塞のような威圧感もありました。

宇宙進出のために国家権力が密かに囚人たちに人体実験を施しているという、まことしやかな噂も囁かれています。

人体実験のレベル5と呼ばれているエリアには緊急脱出用の小型ポッドが設置されていますが、ここまでたどり着くのに一苦労です。

受刑者は全部で497名にも上り、殺人犯や暴行魔を始めとするいずれも海千山千の危険人物ばかりが顔を揃えていました。

暴動の火付け役であるハイデルと、彼の兄であり囚人たちのカリスマでもあるアレックスがキーパーソンを担っています。

難攻不落の天空の城に如何にしてスノーが忍び込んで、果たして無事に目的を達成することが出来るのか見届けて下さい。

ぶっ飛んだ父と娘

ホワイトハウスで雑務の合間に健康診断を受けている、ジェフ・ワーノック大統領の多忙な姿がオープニングショットです。

国境や人種を越えた「新世界同盟」の建設を訴える切実な姿は、アメリカファーストを叫ぶ現実の大統領とかけ離れていました。

ひとり娘のエミリーも父に負けじとボランティアに取り組んでいて、その活動の場は大気圏内に止まることはありません。

人道的支援のために乗り込んだ先のMS1で、自身の人生を一変させるほどの緊急事態へと巻き込まれていきます。

空の上の災難が地上に降り注ぐ

肉体的に苦痛な拷問にも精神的にも厳しい尋問にも耐え忍ぶ、マリオン・スノーの並々ならぬ鉄の意志力が伝わってきました。

地球上では怖いものなしで突き進み無敵の強さを誇るスノーでも、宇宙では予期せぬ苦戦を強いられることになります。

囚人たちのボスとして君臨するアレックスと、弟・ハイデルの些細な争い事が引き金となった壮絶なバトルが迫力満点でした。

予期せぬエンジントラブルによってMS1がコントロール不能に陥り、地球規模の危機へと発展していく終盤戦が圧巻です。

ロックを外して決着

大爆発のタイムリミットが迫りくる中でも、自らの生命よりもエミリーを守り抜くために奮闘するスノーに胸を打たれました。

濡れ衣を着せた予想外の人物を突き止めたスノーが、けりをつけるために単身乗り込んでいく姿が勇ましく映ります。

映画の冒頭でチラリと登場したロックがかかったアタッシュケースが、全ての謎を解く鍵になっているのもスカッとしました。

戦友のような信頼関係を築き上げてきたエミリーと、お互いに初めて男女として向かい合うクライマックスが微笑ましかったです。

こんな人におすすめ

どうしても「盗作」疑惑を思い浮かべてしまいますが、実際に観賞してみるとオリジナルのアイデアに溢れていました。

似てる似てないという細かい揚げ足とりや理屈は抜きにして、面白ければそれで良いというエンターテインメントとして楽しんでみて下さい。

刑務所内で繰り広げられていくデッドヒートが手に汗握る、ポール・W・S・アンダーソン監督作「デス・レース」。

特権階級と貧困層から代表を選抜して大自然のフィールドで闘わせる、ゲイリー・ロス監督の「ハンガー・ゲーム」。

逃げ場のないシチュエーションを舞台にしたアクションがお好みの皆さんには、是非とも見て欲しい1本になっています。

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