トゥモローランド|動画配信情報・感想・評価・解説

トゥモローランド
2015年製作/130分/アメリカ 予告動画を検索

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「トゥモローランド」をサクっと解説

ライター/ジョセフ

見たい映画はDVDや動画配信サービスではなく、なるべく映画館に足を運んで見るようにしています。これからも素晴らしい映画との出会いを大切にしていきたいと思います。

作品概要

「トゥモローランド」は2015年の6月6日に劇場公開されている、ブラッド・バード監督によるSFアドベンチャーです。

冷戦時代を背景にしてアメリカの田舎町で少年と巨大ロボットの友情を描く「アイアン・ジャイアント」から、料理の腕前はピカイチな1匹のネズミが有名フレンチ店のシェフを目指す「レミーの美味しいレストラン」まで。

長編アニメーションの脚本執筆作やミュージッククリップの製作も手掛けている、1957年生まれでモンタナ州出身の映画作家がメガホンを取りました。

ウォルトディズニーの全面的なバックアップを取り付けた主要撮影の他、スペイン・バルセロナでの現地ロケも敢行しています。

頭の中で思い描いた願いが実体化する場所、「トゥモローランド」に秘められた大いなる謎に挑んでいく冒険譚です。

あらすじ

11歳になったフランク・ウォーカーは、ニューヨーク万博の展示エリアに自分が手作りした飛行機を持ち込みました。

受け付けでは出品を断られてしまったフランクですが、何処か浮世離れした少女・アテナからは大絶賛されます。

アテナから「T」の紋章が刻まれたバッチを手渡されて、フランクがたどり着いた先は「トゥモローランド」です。

科学の発達したこの世界で生きることにしたフランクは、優れた発明家として数々の功績を残すことになります。

40年の時が流れてあのTバッチを拾ったのは、地元の高校に通いながら宇宙飛行士を夢見るケイシー・ニュートンです。

年老いたフランクとケイシーとがめぐり逢った時、地球の運命を賭けた壮大な冒険の旅が幕を開けていくのでした。

ぶっ飛んだ女子高生と永遠の少年

地元のロケット打ち上げ場の閉鎖阻止に挑んでいく、ケイシー・ニュートンに扮しているのはブリット・ロバートソンです。

パッと見てみると如何にも遊び好きな女子高校生ながらも、その昔かたぎな中身には全共闘世代を彷彿とさせるものがありました。

かつての飛行機少年フランク・ウォーカーには、ジョージ・クルーニーのイメージがぴったりと填まっています。

年齢を重ねても色褪せることのない純真無垢な心と、チャレンジ精神を失うことのないキャラクターが良かったです。

ケイシーとフランクにとってはトゥモローランドへの水先案内人、アテナをラフィー・キャディーが演じていきます。

全身アンドロイドの役どころでありながら、少しずつ喜怒哀楽が宿っていく様子を繊細な演技で体現していました。

進化し続けるドルビーの魅力

古くはノイズリダレクションによって映画と音楽との融合を目指した、スタンリー・キューブリック監督の1971年作「時計仕掛けのオレンジ」。

ごく最近ではコンピューターアニメーションとして、2012年にマーク・アンドリュース監督によって産み出された「メリダとおそろしの森」。

時代と共にして進化し続けてきたドルビーラボラトリーズにとっては、本作品は映像と音響効果におけるひとつの到達点と言えるでしょう。

映画序盤の舞台となる1964年の万博会場のレトロな雰囲気も、細部にまでリアリティーが追及されていました。

ジェット・パックを背負ったフランクが大空を飛び回る場面は、実際にその場に居るかのような臨場感があります。

Tのバッチに触れたケイシーがトゥモローランドへとワープする瞬間を、彼女の目線になって味わってみて下さい。

スクリーンを通してあのアトラクションを体感

誰しもが一度は乗ってみたことがあるであろう、ディズニーランドの人気アトラクションが忠実に再現されています。

映画の冒頭で少年時代のフランクを別世界へと導いていく重要な役割を果たすのが、「イッツ・ア・スモールワールド」です。

薄暗いトンネルをボートに載って抜けた瞬間から、あのお馴染みのテーマソングが聴こえてきてワクワクすることでしょう。

金色の麦畑の中に迷い込んだケイシーが目の当たりにするのは、千葉県の浦安にあるあのシンボルマークとそっくりなお城です。

劇中に登場する「ホバーレール」と呼ばれている最先端技術を結集させて作られた空中浮遊列車に、現実の世界で乗ることが出来る日もそう遠くはないのかもしれません。

この映画を観賞した後でディズニーパークの「トゥモローランド」を訪れてみると、より一層楽しめるはずです。

空想力の羽ばたき

まだ見ぬ世界への憧れを抱きながら発明コンテストにのめり込んでいく、フランク・ウォーカーが可愛いらしかったです。

小さな身体とあどけない表情には似合わずに、自作のジェットパックについて流暢に説明してしまうギャップに驚かされました。

アメリカとソ連による宇宙開発競争が激しさを増していく一方だった、1960年の世相もしっかりと反映されています。

テクノロジーの進化こそが全人類に幸せをもたらすと信じられていた、当時の軽薄な風潮が今となってはほろ苦いです。

ひとりの少年の旺盛な好奇心がエネルギー源となって、遥か彼方の未来の世界へと繋がる扉を開け放っていきます。

未来を変えるために奔走するJK

オートバイに跨がった全身黒尽くめルックの少女が豪快に現れるシーンから、更なる波乱の予感が高まっていきます。

スマートフォンのアプリから監視カメラをハッキングして、NASAの関連施設に侵入してしまう抜け目のなさは過激派組織にも負けていません。

今時の女子高生ながらもロケット発射台への並々ならぬ情熱を注いでいる、ケイシー・ニュートンが魅力的です。

スペースシャトルの打ち上げが予算不足から中止に追い込まれ、父親が失業の危機を迎えているなど切実なエピソードも盛り込まれていました。

ケイシーが信条とする「それがちっぽけな行動でも、未来を変えられると信じている」というセリフ通りに、迷うことなく突き進んでいきます。

ふたつの時代がひとつに重なる時

1964年でジェット・パックの開発に没頭していたフランク、21世紀でスペースシャトル打ち上げに夢を託すケイシー。

ふたつの時代に生きる少年と少女の思いが、40年の時空を越えて交錯していく展開に引き込まれていきました。

レーザー銃で攻撃してくるロボット夫妻からホログラムの番犬まで、次から次へと送り込まれてくる刺客とのバトルが手に汗握ります。

地球滅亡までのカウントダウンが迫りくる中でも、夢見ることを忘れないケイシーとフランクの一途な思いに胸を打たれました。

こんな人におすすめ

一度は破壊し尽くされたトゥモローランドの再建に乗り出すために、ラストシーンではTバッチが世界各国へとばら蒔かれていきます。

ヨーロッパのアカデミーでレッスンに励んでいるバレリーナ、アフリカで植樹ボランティアに従事する女性。

明らかに日本人と思われる若者が人混みの中に佇んで、ストリート演奏をしている姿も一瞬だけ映し出されていますので見逃さないようにして下さい。

薔薇色の未来が映し出されていくのではなく、環境破壊や食糧危機を始めとする差し迫った問題について取り上げられていました。

科学の発達に対しても妄信的になることなく、時には過去を振り返って人間の心を大切にすることも考えさせられます。

テーマパークに遊びに行く機会が多い皆さんや、遊園地の絶叫マシンに目がない方たちにはオススメな1本です。

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