オンリー・ザ・ブレイブ|動画配信情報・感想・評価・解説

オンリー・ザ・ブレイブ
2017年製作/134分/アメリカ 予告動画を検索

動画配信

U-NEXT(ユーネクスト) U-NEXTで検索
31日間無料

TSUTAYA TV(ツタヤTV) TSUTAYA TVで検索
30日間無料

キャスト・スタッフ

監督
脚本
原作
出演
音楽
製作

「オンリー・ザ・ブレイブ」をサクっと解説

ライター/ジョセフ

見たい映画はDVDや動画配信サービスではなく、なるべく映画館に足を運んで見るようにしています。これからも素晴らしい映画との出会いを大切にしていきたいと思います。

作品概要

「オンリー・ザ・ブレイブ」はジョセフ・コシンスキー監督によって、2017年にアメリカで製作されました。

本国アメリカでコロンビア映画社の配給によって先行上映されていて、日本での封切りは2018年の6月22日です。

ショーン・フリンによって月刊誌GQに掲載された記事「No Exit」を、脚本家のケン・ノーランとエリック・シンガーがオリジナルシナリオに纏め上げました。

コンピューター内部に広がる無限の世界で冒険を繰り広げていく「トロン:レガシー」や、荒廃した近未来の地球でふたりの海兵隊が孤軍奮闘する「オブリビオン」など。

ヒーローものからSFアドベンチャーまでを手掛けている、1974年生まれでアイオワ州マーシャルタウン出身の映画作家がメガホンを取りました。

2016年7月ニューメキシコ州でクランクインを迎えていて、サンタフェとロスアラモスでの主要撮影を敢行しています。

巨大な山火事へと恐れを知らずに立ち向かっていく、消防精鋭部隊の実話からインスパイアされたヒューマンドラマです。

あらすじ

アメリカ・アリゾナ州プレスコットで消防士として働いているエリック・マーシュは、自身が監督を務める地元消防団の昇格を申請していました。

駆け出しの頃にお世話になっていた消防署署長のデュエイン・スタインに心添えを頼みますが、余りいい顔はされません。

エリックの妻・アマンダも只でさえ夫婦の時間が取れないのに、これ以上夫の仕事が忙しくなることを心配しています。

ようやく市議会から提示されたのは、今シーズンの活動成績次第でエリックたちの消防団のエキスパート認定を認めるという妥協案です。

俄にやる気が涌いてきたエリックは、これまで以上に部下たちには厳しい訓練と高いハードルを課していきます。

足を引っ張っていたブレンダン・マクドナウも見違えるように立派になり、エリックと力を合わせてチームを盛り上げていくのでした。

熱い男たちの競演

迷える若手隊員たちにとっては指導者でもあり良き理解者でもある、エリック・マーシュにジョシュ・ブローリンが扮しています。

見習い消防士として日々経験を積んでいくブレンダン・マクドナウを演じているのは、マイルズ・テイラーです。

映画の冒頭でのだらけきった今時の若者から、みるみるうちに肉体的にも精神的にも逞しくなっていく様子を体現していました。

衝突を繰り返しながらもエリックとブレンダンの間に築き上げられていく、擬似的な父親と息子のような関係性にも注目して下さい。

経験豊富なエリックにとっても尊敬できる先輩、デュエイン・スタインブリンク役のジェフ・ブリッジスも存在感たっぷりでした。

現場での消火作業には直接的に携わらないながらも、思わぬ場所から絶妙のタイミングでエリックをサポートしていく美味しい役どころです。

エリックの妻アマンダ役のジェニファーや、ブレンダンの恋人役のナタリー・ホール等華やかな女優陣が花を添えています。

非番にもドラマあり

火災現場での勇ましい姿ばかりではなく、隊員たちの素顔やそれぞれが抱えている事情まで掘り下げていて見応え充分です。

現場では強面な指導官として有名なエリックも、帰宅後に妻のアマンダの前では良き夫に早変わりしていました。

仲睦まじい夫婦の暮らしぶりが綴られていくとともに、ふたりの間に子供がいない理由も少しずつ語られていきます。

男性社会の権化のような消防隊と、家庭生活とのバランスに四苦八苦するエリックには多くの方が共感できるのではないでしょうか。

かつては違法な薬物に溺れて人生に自暴自棄になっていた、マクドナウの壮絶な過去には圧倒されることでしょう。

お付き合いをしていた女性・ナタリーの実家に転がり込んだ挙げ句に、窃盗事件を起こして追い出されてしまうなど堕ちるところまで堕ちています。

愛する人に訪れた不測の事態によって、消防士としても人間的としても成長していく過程には勇気を貰えるはずです。

地域社会の火消し役

広大な国土を誇るアメリカ社会の中で、森林消防隊が果たしている役割の大きさについて垣間見ることが出来ます。

本作品のメイン舞台となるアリゾナ州のような、地域コミュニティや住民たちとの密接な連携が印象深かったです。

エリックが率いる小さな地方自治体消防団でも、日々ハードなトレーニングをこなしながら誇りを持って消火活動に当たっていました。

遠く遡ると江戸時代の日本にも息づいていた、町人たちによって組織されて町火消を連想してしまうかもしれません。

その一方ではホットショットと呼ばれているエキスパート消防団との、あからさまな待遇の差が何ともほろ苦いです。

最前線で活動出来ないために物足りなさを募らせている団員たちや、より条件のいい他の地域へ移籍してしまうなど格差がありました。

幾度となく空中分解の危機に瀕する自分たちの隊を守るために、エリックが発動する強力なリーダーシップは必見ですよ。

心をひとつに火の中に向かう

生命の危機に晒されるほどの過酷な消火現場と、ブラックユーモアが飛び交い楽し気な隊員たちの控え室とのコントラストが効果的でした。

個性豊かなキャラクターたちを適材適所に配置して、それぞれの能力を存分に発揮させていくエリックの卓越した手腕に感心させられます。

明らかに問題児であり輪を乱すようなブレンダンでさえ、あっさりと入団を許してしまうほどの度量の大きさです。

勤続年数30年を超えるベテラン消防士であり人生の先達者でもあるヘイズに対しても、臆することなく意見をぶつける場面に胸が熱くなります。

ひと山越える

地道に消火活動に取り組みながら実績は充分ながらも、いまいちエリック隊の評価が上がってこないのが焦れったいです。

市庁舎の安全な場所から高みの見物を決め込んで、非常事態への危機感が薄れている市長には憤りを感じてしまいました。

再三の説得に何とかお堅い市長から取り付けた、年に1度しかチャンスが訪れない実地での昇格テストには手に汗握ります。

一発勝負を見事にクリアしたエリックたちに授けられた、「グランド・マウンテン・ホットショット」の称号が輝かしいです。

最大最難関のミッション

誰しもが知るグランドキャニオンのような名所や、地元の人たちからひっそりと信仰されている樹齢2000年の老木まで。

如何なる立ち入り禁止区域や危険エリアにも、恐れを知らずに飛び込んでいく隊員たちの姿が胸に焼き付きました。

紆余曲折の末に森林火災消火のエリートとしての自覚に目覚めていくマクドナウと、彼を見直した仲間たちとの絆にも心温まります。

アマンダとは相変わらずにわだかまりを残したまま、「夕方には戻る」とだけ言い残して運命のヤーネルヒルへと登っていくエリックの後ろ姿が忘れ難いです。

こんな人におすすめ

最後の最後まで任務に忠実な姿勢を貫き通した、グラニット・マウンテン隊の思いには心を揺さぶれれました。

たったひとり生き残った隊員が、ある種の罪悪感に苛まれながらも前に一歩踏み出していくラストも清々しかったです。

ロン・ハワード監督作「バックドラフト」や、ポール・ニューマン主演の「タワーリング・インフェルノ」など。

消防士を主人公にしたドラマや火災現場をリアルに再現した映画がお好きな皆さんは、是非ともご覧になってください。

みんなのレビュー

【投稿されたコメントをシェア】
秀逸なコメントをSNSに投稿して
オンリー・ザ・ブレイブ」を
布教しちゃってください!
【コメント募集中】
オンリー・ザ・ブレイブ」の
おすすめのポイントを
自由に紹介してください!